[漫画] トモダチゲーム “1～21巻” (最新刊)

“人狼ゲームなどが心理戦の漫画が好きな人は結構好きな方向性の漫画だと思います。人狼ゲームでは顔見知りや、知らない人の中でゲームが始まりますが、このトモダチゲームの前半は、高校生の主人公がずっと友達でいられると思っていた仲間の4人の友人達の中に裏切り者がいて、最初はその裏切り者によって借金を背負わされ巻き込まれるゲームです。見どころとしては、多額の借金を背負わされるゲームに勝つために友情を信じ友達を取るか、自分だけ友達を裏切って借金を減らす事や勝利を取るのか、その心理戦の中で誰が裏切り者か、本当の事を言っているのは誰か、疑心暗鬼にさせられながらも、最終的に主人公が色々な手段で勝ち進んでい所が見どころです。心理戦がかなり重要なゲームの特性で、人物の性格を見抜いていたり、ゲームのルールの抜け道を見つけてそこを突いて、かなり最初から罠や策を仕込んでいたり、その結果かちとった勝利の種明かしが読んでると楽しいです。次はどう切り抜けるのかとかドキドキさせられるし、人の心の弱さを見せつけられるのが面白いです。読み進めるうちに、ゲームに参加させた裏切り者ではなく本当の裏切り者（黒幕）を追っていく感じも引き込まれる要因だと思います。人狼ゲームでは結構頻繁に人が死ぬシーンがありますが、このトモダチゲームそんなシーンは頻繁にはなく、トモダチゲームのルール上、暴力行為禁止があったりします。ゲーム敗北も最終的に多額の借金を背負わされるのがゲーム敗北のルールになっていて読みやすいかと思います。それでもちょっとしたエログロなシーンは少しはあります。ただ、漫画の絵的に綺麗で読みやすいのであまり嫌な気持ちにはならないかなと思います。最終的に主人公がなぜそこまで友達を大事にするのか、実際主人公の過去には何があったのか、主人公が人殺しだったという過去は本当か、本当の黒幕は誰か等読み進めるうちに気になる事や面白さが出で来る漫画だと思います。"
オススメ度：★★★★★ (名無しのZipper)